会社に属さず、自分のスキルで稼ぐフリーランスが増えつつある昨今、自分もフリーランスになりたい、と感じたことはありませんか。
いきなり未経験からフリーランスになれるのか、疑問を持った方もいるかもしれません。
現在はフリーランスとして活動している筆者も、フリーランスになる前は同じことを感じていました。
本記事では、未経験からフリーランスになれるのかどうかや、未経験からフリーランスになるまでのステップについて紹介します。
フリーランスになろうか迷っている方には、最後まで読んでいただけると役に立つはずなのでぜひご覧ください。
そもそもフリーランスとは?
実はフリーランスには法律的な定義がありません。参考までに、フリーランス協会によると、下記のように定義づけされています。
「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」
(参考資料:プロフェッショナルな働き方・フリーランス白書 2018)
つまり、フリーランスは自分の技術やスキルを利用して案件を獲得し、納品もしくは完了して報酬を得ている人たちのことを指します。
未経験からフリーランスは大変といわれる4つの理由
未経験からフリーランスになれるのかどうか、疑問を抱く方も少なくありません。
結論からいうと、未経験からでもフリーランスにはなれます。しかし、未経験からフリーランスになるのは大変です。
大変な理由として、下記の3点があります。
スキルがないと稼げない
フリーランスはスキルがなければ稼げません。会社員と異なり、フリーランスは自分で案件を獲得して納品した分が報酬としてもらえます。逆に、案件がなければお金がもらえず、ある程度のスキルがなければ、そもそも案件獲得も難しいのが現実です。
誰も教えてくれない
フリーランスになれても、案件獲得のための営業活動や、案件を納品するためのスキルは誰も教えてくれません。
案件獲得のために、営業活動法やスキルを独学で学ぶ必要があります。もしくはスクールに通ったり講座を受講したりなどして、自分で人生を切り開いていく力が大切です。
最初は単価が低く稼げるまでに時間がかかる
フリーランスになりたての頃は、案件を獲得できても低単価の案件がほとんどです。最初は実績がないため、スキルを証明できないため、どうしても初心者向けの案件かもしれません。
低単価なので頑張って稼ごうとして、大量の案件を抱えてしまい疲弊してフリーランスをやめる人もいるのが現実です。実績をつけてスキルと経験を積めば、徐々に単価は上がります。稼げるようになるまでには、我慢が必要です。
質が悪ければ契約を打ち切られる
納品した制作物や案件の質が悪ければ、突然契約が終了、もしくは次の案件がもらえないことがあります。
クライアントは、フリーランスに案件を仕事として依頼します。クライアントからすると、初心者か経験者かは関係ありません。仕事の質が低ければ、今後発注されない可能性があることを頭に入れておきましょう。
未経験でもフリーランスになりやすい職種
「未経験からフリーランスになるのは、スキルが求められるので難しそう」と感じた方も安心してください。未経験からでも、フリーランスになりやすい職種もいくつかあります。
Webライター
Webライターは数ある職種のなかでも、取り組みやすい仕事のひとつです。特別なスキルを必要とせず、ていねいな情報収集力や論理的に文章を書く力があれば、初心者でも案件を受注できます。
SEOに強いライターや専門性が高いライター、セールスライティングの実績があるライターは、単価が高い傾向になります。ライターは、未経験からフリーランスになりたい人が最初に選ぶことの多い職種です。
ブロガー
ブロガーもWebライターと同じで、初心者でもはじめやすい職種のひとつです。自分でブログを書き、自分のサイト内に広告を貼ったり記事内で商品を紹介したりします。
サイト内で紹介した商品やサービスが購入されると、あらかじめ登録しておいた銀行口座にアフィリエイト収益が入る仕組みです。
デメリットは成果が出るまでに時間がかかる点です。紹介した商品やサービスを購入してもらうためには、まずは自分のブログに誘導する必要があります。誘導するためには、たくさん良質な記事を書いて検索上位に表示させる必要があり、稼げるまで時間と根気が必要です。
コールセンター
コールセンターで仕事をするのに特別な資格は不要です。作業も単純なので誰でも簡単に務められます。
主な業務内容は、お客さんからの問い合わせに対応したり、営業の電話をかけたりと多岐に渡ります。スキルや経験は不要で汎用性が高く、比較的すぐに稼げるのが大きな魅力です。
事務代行
事務代行もフリーランスになりたい方にとっておすすめの職種です。
最低限必要な条件として、パソコンが触れれば問題ありません。簡単な入力作業だったり、予約管理だったりと業務内容は多岐に渡ります。報酬体系ですが、月の出勤日数や稼働した時間によって支払われることがほとんどです。
未経験でも可能!高収入を目指しやすい職種3選
未経験からだと簡単ではないものの、スキルを身につけて実績を積めばたくさん収入を稼ぎやすい職種を3つ紹介します。
Webデザイナー
Webデザイナーはフリーランスのなかでも高収入を目指せる職種のひとつです。
一言でWebデザイナーといっても、世の中に溢れているホームページのデザインやフライヤーのデザインなど、制作物は多種多様です。ホームページをデザインする場合、デザインに加えてコーディングもできると案件の報酬額が大幅にアップします。
映像クリエイター
映像クリエイターも特別なスキルや技術を必要とします。しかし、一つひとつの案件単価が高い傾向です。実績を身につければ、たくさん案件を獲得して稼げます。
カメラの機材やフィルムレンズなど、初期投資が高いことも。しかし、1度購入してしまえば長く使えるのが特徴的です。
ホームページ制作
ホームページ制作は年々需要が高まっている職種で、スキルを身につければどれだけでも稼げます。
ホームページ制作には専門的なITスキルを必要とするため、独学で勉強するにはかなり難しく、根気が必要です。本気でホームページ制作を仕事にしたいのであれば、スクールや講座などを受講して誰かに教えてもらうのがおすすめです。
未経験からWeb系フリーランスになるための5ステップ
ライターや動画編集、ホームページ制作など未経験からWeb系フリーランスになるためには以下の5つのステップがあります。
フリーランスの方向性を決める
未経験からフリーランスを目指したい方は、まず方向性を定めましょう。
フリーランスといってもさまざまな職種があるため、自分が何の仕事をしたいのかを整理する必要があります。何の職種が自分に向いているかわからない場合には、実際に試してみるのがおすすめです。
独立に向けた準備をする
自分がフリーランスとして活動していきたい方向性や職種が定まったら、独立の準備をはじめていきましょう。具体的には、自分の職種の業界を調べたり、実際に勉強したりすることです。
Web系フリーランスを目指す場合、独学では時間がかかったりつまずいたりして心が折れてしまう可能性があるため、スクールに通うのがおすすめです。
特におすすめなのが、ゴリラフリーランス育成合宿(通称:ゴリフリ)です。
現役のWeb系フリーランスがみっちりと1ヶ月間指導してくれるため、安心して勉強できます。また合宿型のスクールのため、一緒にフリーランスを目指す仲間ができるのも大きな魅力です。
ポートフォリオを作る
実際にスキルを身につけたら、ポートフォリオの作成に移りましょう。ポートフォリオは、自分が今後案件獲得のために必要な営業活動するうえで基盤になる重要な資産です。
クライアントが自分に案件を与えたいと思わせられることを意識し、丁寧に作り込みましょう。
初心者でもできそうな案件を受ける
ポートフォリオが完成したら、初心者でもできそうな案件を探したり営業をかけたりして、実践経験を積みましょう。
相場よりも単価が安い案件でも、最初は自分自身の経験のために積極的に案件を受けて経験を積むのをおすすめします。
さらにレベルの高い案件を受ける
だんだんと実績や経験が溜まってきたら、思い切って積極的に高単価の案件にもチャレンジしましょう。
高単価の案件は求められるレベルも高いことがほとんどですが、チャレンジしてみないことには、はじまりません。失敗を恐れずに、積極的にレベルの高い案件に挑みましょう。
スキルを身につけて未経験からフリーランスになろう
本記事では未経験からフリーランスになれるかどうかや、フリーランスになるまでのステップについて紹介しました。
結論として、未経験からでもフリーランスにはなれますがとても大変です。Web系フリーランスになりたい場合には、独学よりもスクールや講座に通ったほうが効率よく学べるのでおすすめです。
未経験からフリーランスになりたい方はぜひ、本記事を参考に取り組んでみてくださいね。
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