「フリーランスになりたいんですが、自分には何が向いているか分かりません」
キャリア相談をやっていると、こういう質問をよくいただきます。はっきり言ってしまうと、そんなもんやってみなきゃ分からない、となるのですが、身も蓋もないのでもう少し考えてみます。
僕自身はもともとブロガーとして副業デビュー。それからサイト制作、動画編集、それに関係する仕事を広く浅く経験しました。
その中で1番結果が出たのが動画編集。独学で始めたにもかかわらず初月で47,000円を売り上げることができました。これはイケると思い、動画編集に全振りしたところ10ヶ月で月収70万円を突破。無事にフリーランスとして自信を持って働けるようになったのでした。今では動画編集を突破口に、企画や撮影、PRなどの発信、ブランディングなど幅広く手掛けています。
成果が出た要因としては大きく2つ。
「市場が拡大成長する分野であったこと」
「仕事内容がイヤじゃなかったこと」
「市場が拡大成長する分野であったこと」
市場選びは重要です。どれだけスキルや経験があってもまったく需要のない分野で結果を出すのは難しい。特に初心者がいきなり市場開拓しようとしてもまず失敗します。それならまずは流行りに乗っかる。個人レベルであれば2匹目3匹目のドジョウを狙っても十分結果が出せます。
圧倒的に仕事の数も多いので、自分のレベルに合う案件から始めて徐々にレベルアップ。実力がついて、営業を学べば、大きな仕事でもしっかり受けられるようになります。
「仕事内容がイヤじゃなかったこと」
言い換えれば、続けられること。継続は本当に大事です。どれだけ成長分野でお金が得られる仕事であったとしても、嫌いなものは続かない。かといって好きなものを仕事にしようとすると理想が高すぎて候補が絞られてしまう。それなら「イヤじゃない」ぐらいがちょうどいいんです。もちろん得意なことがベストですが、続けていれば必ず上達するので心配いりません。
僕の場合、パソコン作業がまったく苦痛ではありませんでした。初めての仕事は広告動画にテロップを入れる作業。そんなに難しいことではないので少し調べてみたらすぐにできた。無事納品してお金をいただく。それがめっちゃ嬉しかったんですよね。
自分がイヤじゃないことで、誰かの困りごとを解決できて、しかもお金になる。ならもっと自分が成長してできることが増えればもっと成果が上がるはず。成果が出れば自然とモチベーションも上がります。このようなプラスのサイクルに入れたことで売上を伸ばすこともできました。
まとめると「結果が出やすい市場で、イヤじゃないことから小さく始めて、ハマりそうなところに全振りする」
これが未経験からでも失敗しにくい独立のやり方なので、参考にしてみてください!