「思っていた以上に仕事量が急激に増えてパンクしてしまう」
フリーランスの人が仕事に慣れ始めてきた頃に陥りがちなワナです。仕事がうまくいきはじめると、継続案件も増えるし、営業もしやすくなる。そうすると自然に仕事量も増えてしまうんですよね。
特に駆け出しの頃はいつ仕事がなくなるか分からないという怖さから、案件を多く抱えてしまいがち。気付けば睡眠時間を削らないと納品が間に合わないみたいな状況に。
筆者は動画編集フリーランスとしてデビューしましたが、当初は複数の案件の締め切りが同じ日になってしまい徹夜して終わらせるみたいなことがありました。
フリーランスには勤務時間がない
基本的に仕事は自分でコントロールしない限り無限に増えていきます。しかもできる人ほど仕事が集まりやすい。誰だってできる人と一緒に仕事したいですからね。
始めのうちはそれが嬉しくてどんどん仕事を受けちゃう。けれどそれがジワジワと自分を追い込んでいく。仕事があるけど寝る時間がない、みたいな状態は長くは続きません。最近無理することが増えたと感じるなら、働き方を見直すタイミングです。
働き方を見直すポイントは2つ。
「最優先事項を優先すること」
「これ以上はやらないラインを決めること」
フリーランスで消耗しないために「最優先事項を優先する」
基本的に仕事においては無駄なものはなく、どれだけ小さなことでもやらないといけないし、優先度は高いです。しかも生きていくためには仕事だけではなく、食事をしたり休息を取ることも必要です。
1日はどうがんばっても24時間しかないので全部はできません。ですので、優先度の高いものの中でもさらに優先なものである【最優先事項】を決めましょう。
仕事の中でも特にこの仕事を大事にしたい。仕事も大事だけど、自分の時間や家族との時間も大事にしたい。などなど、人によって価値観は違うので優先度も様々。
ここで人の意見に従っても意味がないので【自分の中での最優先事項】を決めるようにます。絶対的な正解はないので、好きに決めて大丈夫。
あとは最優先のものから順番にやっていくだけ。やりきれない仕事があるのであれば、現時点では能力の限界なので思い切ってお断りすることも必要です。もしくは、自分1人でやるのではなく、誰かにお願いして手伝ってもらいましょう。
そうやって本当に自分がやるべき仕事にだけ絞ることで、状況が整理されて心身ともに楽になるし、成果も出やすくなります。
フリーランスで消耗しないために「これ以上はやらないラインを決める」
クライアントワークにおいては誰がどこまでやるかを決めるのがめちゃくちゃ重要。例えば動画制作の仕事にしても、企画、撮影、素材作り、編集、チェック、修正、公開、アーカイブなどかなりの工数があります。
その中での役割分担を始めに決めておかないと必ずあとで痛い目をみます。
実際の経験だと、編集だけやればいいと思っていたら、素材のチェックをした上で足りないものは自分で作らないといけなかった。結局、予想以上に作業時間が伸びてしまい時給が下がってしまう、みたいな。
他にも「〇〇ってやってくれてますか?」「え、それこっちでやるんですか?」みたいな責任の押し付け合いはよく聞きます。
そういうトラブルは全部事前のコミュニケーション不足が原因。仕事全体の工数を洗い出した上で、誰がどれを担当するかしっかり決めておくことで防ぐことができます。
もちろん、立ち上げの時期によく見られる、仕事量が膨大すぎてとにかくもうやるしかない、みたいなこともあります。そんな中でも「9時〜17時はすぐに連絡返せますが、それ以外は遅れるかもしれません」くらいの取り決めはしておかないと、本当に24時間即対応みたいな状況になってしまいます。
たとえ連絡が来ななったとしても、いつ連絡がくるかわからない状態で待機させられるのは結構なストレス。稼働時間をはっきり伝えておくだけでも、お互いにやりやすくなるハズです。
フリーランスの強みと弱みを理解しよう!
フリーランスは自分の采配次第でどこまででも仕事ができてしまうことが強みであり弱み。だからこそ、これ以上はやらないという明確なラインを決めておかないと自分が消耗してしまいます。
人間なので、無限に働くなんてことはできません。決めたラインの中で最高の成果を出す、それが正しい時間の使い方です。
というわけで、今回はフリーランスとして消耗せずに成果を出す働き方のポイントでした。仕事が無限に増えてしんどすぎる方はぜひ参考にしてみてください!
ほな、がんばっていきましょー!