
独立して今年で8年目に入りました。動画プロモーション、広告運用、Webサイト制作——いろんな会社さんの裏方として、ずっと動いてきました。
ありがたいことに、常に忙しくさせてもらってきました。ただ、ずっと気になっていたことがあります。現場で得てきた経験が、自分の中だけで止まっている。
でも、ひとつひとつの仕事の裏には試行錯誤が必ずあるんです。うまくいったことも、いかなかったことも、伝えなければ、そこで終わってしまう。
自分たちが現場でやっていることは、他の会社さんにも役立つことが多い。ちょっとした工夫も、仕事への向き合い方も、知っていれば役立つことがまだたくさんある。
経験は、伝えてはじめて活きる。そこに気づいたことが、発信を始めようと思った一番のきっかけです。
仕事は数字だけじゃ動かない
今この業界は、AIがすごいスピードで発達しています。僕自身も毎日のようにAIを使いながら仕事しています。動画も、テキストも、AIでつくれるものはどんどん増えている。これは事実です。
ただ、AIに指示を出しているのは人間です。
「どんな世界観にしたいか」「この人にどう届けたいか」「これだけは絶対に入れたい」——そういった意志や感情が、必ずその仕事に乗っています。でも、それは数字や成果物には見えにくい。
僕はそこがもったいないと思っていて。仕事の結果を出すことは大前提です。でも、そこに乗っている人の思いが見えることで、仕事の受け取り方が変わることがある。クライアントさんが発信している言葉の熱量も、制作側が向き合っているときの気持ちも、すべて仕事の成果に影響していると思っています。
数字の背景にある「気持ち」を、もっと見えるようにしていきたい。それも、この発信を始める理由の一つです。
本気を出せる仕事
独立してすぐの頃は、来た仕事は基本的に何でも受けていました。安定していなかったので、好き嫌いを言っている場合じゃなかった。
その中に、どうしても価値観が合わない仕事がありました。
報酬はよかったんです。毎月まとまった金額をいただけていて、仕事としての条件は申し分なかった。でも、どうしても心が動かなかった。自分でも不思議なくらい、今まで普通にやれていたことすらうまくできなくなっていきました。
結局、申し訳ないと思いながら、売上を捨てる形で断りました。
そのとき気づいたんです。自分は「この人のことを本当に盛り上げたい」「この会社さん、この商品、めっちゃいい」と思える相手にしか、全力を出せない人間なんだと。
逆に言えば、心から応援したいと思える相手に対しては、とことん突き詰めていける。それが自分の一番の強みでもあると、今は思っています。
「偏った人間」だからこそできること
自分で言うのも変ですが、僕はかなり偏った人間だと思っています。
こだわれるものにはとことんこだわる。でもそうじゃないものに対しては、なかなか力が入らない。「何でもそつなくこなす」タイプではない。むしろその逆で、「これだ」と思ったことへの集中力と執着心で、ここまでやってきました。
最初はそれを弱点だと思っていました。もっとバランスよくできればと思っていた時期もありました。でも8年間やってきて、そのアンバランスさがあるからこそ、任せたいと思ってくれる人がいる、とも感じるようになってきました。
偏りを面白がってくれる人と一緒にやるのが、お互いに一番いい仕事ができる。だから、この発信を通じて、そういう人に届けばいいと思っています。
これから発信すること
これから発信していくのは、仕事で考えていること、試してよかったこと、うまくいかなかったこと——そういうリアルな話です。きれいごとより、本当のことを出していきたいと思っています。文章だけでなく、音声や動画など、いろんな形で続けていく予定です。
もし「直接話を聞いてみたい」という会社さんがいれば、無料相談もやっています。課題や悩みを一緒に整理するところから始めますので、気軽に声をかけてもらえれば嬉しいです。
また、フリーランスや副業、型にとらわれない働き方を真剣に考えている方向けの勉強会も定期的に開催しています。会社員からフリーランスを経て今に至る、手探りでやってきた経験が、少しでも役に立てればと思っています。
40を超えて、人生の折り返しを意識するようになりました。残りをどう生きるか、何を残せるか——そういうことをよく考えます。自分がやってきたことで、誰かの人生が少しでも上向くなら、それがいい。綺麗事でもなんでもなく、本当にそう思っています。
これが、僕の発信を始めた理由です。興味を持ってもらえた方は、ぜひ読み続けてもらえたら嬉しいです。
