【プログラミング×動画編集】スクール講師が語る学習のコツを聞いてみた!

イベント, レポート

こんにちは!コワーキングスペースRocksのインターン生のあいとです。

今回は8月18日に開催されたトークライブイベント「現役講師が教える!!結果が出る学び方」について。

本イベントの対談講師は動画編集講座の講師をされているろっかくさんとエンジニア歴20年・講師を8年間されているえりんごさん。今回はオンラインとオフラインの同時開催というハイブリッド方式で行われました。

プログラミングや動画編集を勉強しようと思ったきっかけは?

えりんごさんがプログラミングを始められたのは、大学時代に興味本位でパソコンを触っていて「おもしろそう!」と思いIT関係の会社に就職したことがきっかけとのこと。

ろっかくさんが動画編集を始められたのは、もともとアニメや映画など映像関連のことが好きで自分で作ることが楽しかったこともあり、ライティングやサイト制作などいろいろなスキルを試した後に動画編集1本にフォーカスしたとのことでした。

新人時代の勉強法

今とは違って教材が豊富にある時代ではありませんでした。そのため、えりんごさんは参考書からでしか勉強するしかできず、また、ろっかくさんもひたすらソフトを触って学ぶしかできなかったそう。お二人に共通していたのは「トライアンドエラーを繰り返していた」ことでした。

過去に体験したピンチの場面

えりんごさんは開発途中のアプリをそのままリリースしてしまったことで、ろっかくさんは動画の書き出し時間が予想以上に長くクライアントから指定された時間に動画を公開できなかったことを挙げられました。今講師として成功されている姿を拝見すると想像しにくいかもしれません。しかし「失敗をたくさん経験し、それを跳ね返して克服できたからこそ今の姿がある」とお二人はおっしゃっていました。自分だけが失敗やミスをしているわけではないと気がつけば、それだけで勇気をもらえますね。

今から新しいスキルをイチから勉強するとすれば何を選ぶ?

えりんごさんは取材ライターを、ろっかくさんはプログラミングをもう一度やり直したいとのこと。しかし、大切なことは「稼げるか」や「このスキルはブルーオーシャンか」で判断すると継続が難しくなります。そうではなく、いろんなことをやってみて自分に適したものを選んで続ける方が長期的には結果が現れやすいとのことでした。

「伸びる人」と「伸び悩む人」の特徴

えりんごさん曰く伸びる人は「トライアンドエラーの量が圧倒的に多い」とのこと。与えられた課題だけでなく、その先も自分でどんどん進めていける人はおのずと成長スピードが早いことを強調されていました。反対に伸び悩む人はテキストや参考書を一から完璧に理解して納得するまで次に進まない人が多いとのこと。私がこのタイプでした。気がつけばテキストをこなすことが目的になっていたこともあったのでまさに図星だったことを痛感。

また、ろっかくさんがおっしゃっていた、「100点のものを1つよりも60点のものを3つ作って出すほうがいい。フィードバックをたくさん受けられ、評価される回数が増える。結果が欲しいなら評価される場所にいかに出せるかが大事」という主張に私はすごく納得できました。

さらにお二人に共通していたのは「最短ルートを目指しながら寄り道をして試行錯誤を繰り返す方が習熟度が高まり、その結果応用力も身に付く」という考え。一本道で進むと確かに進捗は早いが、視野が狭まるので特定のスキルしか身につかなくなるとのこと。目の前のことに集中しつつもたまには俯瞰的に見てみる、そんな余裕があると上達しやすいかもしれませんね。

私が感銘を受けたのは「練習の段階で高いハードルをあえて課して軽い挫折を経験させた方がいい。なぜなら、本番・実務で失敗した方が精神的ダメージを大きく被る可能性があるから」という考え。練習の段階でいかに失敗して、解決策を見つけて克服できるかが大切だなと感じました。

スキル学習するにはスクールと独学、どちらがいいのか?

このテーマはプログラミングの観点からえりんごさんにお話ししていただきました。それによると、独学でプログラミングを勉強する人の9割が挫折します。そのため、スクールを効率よく利用する方が良さそうです。スクールの有効な使い方は、自分で独学で勉強してからスクールに入る方がいいとのこと。スクールに入った時に、完全にゼロからのスタートの人と、少し予習した人とではスクールに入ってからの理解度や飲み込みに大きな差が生まれやすいからだそうです。これはプログラミングに限った話ではなく、なにかを始める時には欠かせない考え方だなと気づかされました。

講師直伝!勉強の裏技

えりんごさんは、最高のアウトプット方法として誰かに「教える」ことをオススメされていました。自分がどの程度理解できているのかを明確に知れるからです。講師自身が1番勉強しているという話もよく聞きますね。

ろっかくさんは、いい講師の見極め方として「例え話を上手く使える人」を挙げていました。物事の本質を知っていないと例えが使えないからです。自身でも人に教える時は、原理や理屈だけでなく、理解を助けるような例え話を使うよう心がけているとおっしゃっていました。

講師陣への質問

Q1 初学者はまずどんな情報を追求すると良いでしょうか?

A1 まずは体系的にまとめられている本やテキストが良いと思います。すべてを理解する必要はありませんが、全体像を掴むことはその先の理解に大いに役立ちます。ネットの情報は作成者の主観が強い場合があって、偏っている恐れがあるので慎重に吟味した方がいいです。最新情報はSNSから得るのがいいでしょう。

Q2 習慣化・継続するためのコツは?

A2 最初はハードルをいかに低く設定するかが大切です。「これなら絶対にできる」レベルで大丈夫です。例えば歯磨きをするくらい当たり前のことで構いません。「やめないことが最大の成功」につながります。また、「毎日できる」ことに絞ってください。「これをしないと気が済まない」レベルまで落とし込むのがベストです。

Q3 時間の使い方を知りたいです。

A3 

えりんごさん:気分にムラがあるので、ポモドーロを使う時もあれば、長時間一気に進める場合もあります。ただし、マルチタスクは控えています。

また、めったにない予定(例えば人に会う、イベントがあるなどの場合)が入ると、そっちを優先させます。

ろっかくさん:仕事においては時間の使い方を明確に3つに分けています。言い換えると3種類の仕事を持つとよいです。

1.コスパよく稼げるライスワーク的な仕事

2.成長するための、少しハードで時間のかかる仕事

3.自分の好きなこと、趣味のような仕事

初めの段階では1番の仕事が多いですが、少しずつ2番と3番の仕事を増やしていけたらいいなと思っています。

おわりに

トークライブはノンストップで100分以上行われ、非常に盛り上がりました!常に学べる有益なお話ばかりで、時間の経過を忘れるほど濃い時間でした。

私はプログラミングも動画編集も経験はありますが、プログラミングはしばらく挫折していて悩んでいたので、今回のトークライブでとても勇気づけられました!まず簡単なことを習慣化できるようにもう一度プログラミングに取り組んでいきます。

トークライブは今回が初めてでしたが、今後も続けて行う予定ですので、次回以降も機会があれば是非ご参加ください!

参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

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